「南国の島「奄美大島」への行き方・空港や島内の交通事情」で紹介したように、奄美大島はアクセスもよく、島が小さいため簡単に移動できます。 島内には美しい自然を楽しむことができる場所や、島料理が食事処、特産物を販売するお店など見所は盛りだくさんです。 今回は中でもおすすめの場所や、雨でも楽しむことができる場所を紹介します。
おすすめの時期・季節
奄美大島は亜熱帯海洋性気候です。年間平均気温が約18度であるため、冬でも氷点下にならず少し肌寒い程度で寒暖差が少ないのが特徴です。
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
最高気温 | 17 | 18 | 20 | 23 | 26 | 29 | 32 | 31 | 30 | 26 | 23 | 19 |
最低気温 | 12 | 12 | 14 | 16 | 19 | 23 | 25 | 25 | 24 | 20 | 17 | 13 |
梅雨 | 上旬 開始 | 下旬 終了 | ||||||||||
台風 | 中 | 多 | 多 | 中 | 少 | 少 |
1〜2月:
実は1月下旬〜2月上旬頃は奄美大島で桜が満開の時期です。緋寒桜など濃いピンク色のしっかりした桜と奄美大島のトロピカルな原生林という本土では見られない景色を楽しむことができます。
4月:
奄美大島の海開きは4月に行われますが、まだ少し海水浴には少し肌寒い季節です。しかし、4月上旬の早朝でも天気がよければ、ウエットスーツを着てサーフィンなどのマリンスポーツも寒くありません。
7〜10月:
気温が上がり、梅雨が明ける7月以降は最高の海日和になり、夏休みでもありあすが、台風が多いのが難点です。奄美は小さな島なので、台風などの悪天候の影響が強いと停電もよくあることだそうです。ホテルなどには蓄電装置などの対策は備えられているかと思いますが、台風シーズン中の旅行には要注意です。 10月はまだ台風がありますが比較的に少なく、一方でオフシーズンになりますがまだ日差しも強くお手頃に海を楽しむことができる時期です。
おすすめ(島料理、食事処、デザート)
島料理
奄美大島といえば島料理や島食材を使用した料理が有名で、鶏飯や奄美黒豚の豚足・角煮、青パパイヤの漬物、油ソーメンなどがあります。
レストランでももちろん食べることができますが、その他にも名瀬港の商店街には、お惣菜の販売しているスーパーがあるので、そちらでお手頃に試すこともできます。また、名瀬市内にはローカルフードの和食屋だけではなく、焼き鳥、ラーメンや多国籍料理だと中華、さらにはインド料理、韓国料理、ケバブ、フレンチ、イタリアンなど小さな港町の中に様々な種類が揃っています。
食事処
AMAネシア 鳥しん 島とうふ屋 Big Dog
AMAネシアはばしゃ山村の敷地内にあるレストランで、宿泊客以外も使用可能です。(最新情報をご確認ください。)美しい海を目の前に、島料理を楽しむことができます。
鳥しんは、名瀬市内にある地元の人にも愛されている島料理やさんです。お持ち帰りも可能です。
島とうふ屋は海のミネラルが豊富な木綿豆腐を使用した料理で、島料理や様々な料理との組み合わせ定食があり、ボリューム満点です。
Big Dogはホットドックからドミニカ・中南米料理を販売しているキッチンカーレストランです。ビーチ沿いにあることもあり、サーファーや地元の人に人気です。
デザート
ラフォンテ きょら海工房 Antica
ラフォンテは島野菜やフルーツを使用したジェラート屋さんで、オープンテラスでリラックスしながら味わうことができます。
きょら海工房は島野菜やフルーツ、黒糖などを使用したスイーツを販売しています。海を見ながらデザートやランチ味わったり、お土産を購入することができます。
ANTICAは名瀬市内にあり「たっちゃんのジェラート」として知られています。こちらも島食材を使用したジェラートで、店内飲食スペースがないので、お持ち帰りのみになります。
おすすめ(雨でも楽しむことができる場所、自然が美しい場所)
雨の日におすすめ:美術館、大島紬村、Harahabu
空港からバスで5分程度、奄美の亜熱帯動植物を日本画で華やかに描いた田中一村の美術館に行くことができます。美術館のある敷地内には展望台や整備された広場があります。
また、奄美の伝統工芸品の作業風景を見ることができる大島紬村と敷地内に大島紬製造工場観光庭園があり、こちらもお土産を購入することができます。
レンタカーを借りる場合は、Harahabuというハブの皮を使用した財布や女性向け商品のブレスレットなど珍しいお店もあり、奄美大島の思い出の商品としても有名です。
黒潮の森 マングローブパーク
日本で2番目に大きいマングローブの森が奄美大島にはあります。また、海沿いにもよく見ると小さなマングローブ(右写真)があるなど、いたるところにあります。マングローブパークではツアーだけでなく誰でもカヤックを使用して間近にマングローブを見ることができ、そのダイナミックさを実感できます。
原生林・亜熱帯の原生林
また、原生林を楽しむツアーもあります。保護地区の場合は一般の方の写真撮影が禁止されているため、インターネットでもなかな見ることができない貴重な草木花を生で見ることができます。その他にも、島内のいたるところにユリや、ラン、そして亜熱帯地域にある世界最大の豆科で奄美市指定文化財に指定されたモダマの木も間近に見ることができるため、散歩やサイクリングなど道端の植生林を探して楽しむこともできます。
ハートロック、それいゆファーム
ハートロックを見たくて奄美大島に行く人もいるくらい、人気のパワースポットで1日2回、干潮時のみにだけ見ることができます。 (奄美大島干潮時間)そしてハートロックへの入り口には小さな看板がありますが、南国らしい大きな葉の植物が生い茂る美しい道があり、こちらも2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の撮影で使用された有名な場所です。
また、ハートロック入り口の目の前に「それいゆふぁーむ」というカフェ農園があり、そちらでは珍しいヤギのミルクを使用したプリンやチーズケーキを堪能することができます。(自転車や車で来る方は、こちらのカフェの駐車場を利用可能。)
ビーチ、サーフポイント
奄美大島は同じ鹿児島県の島である屋久島とこなり、白い砂浜のビーチに覆われており、島のいたるところに美しいビーチがあります。そしてサーフスポットもたくさんあり、初心者〜上級者が楽しむことができるバリエーション豊かな波があることから、近年オリンピック候補者が練習合宿に来たりと国内外問わず非常に注目されています。 特に遠浅のビーチもあるので、サーフィン初心者でも安心してトライできます。
まとめ
奄美大島は小さな島ですが、レストランやお茶ができるカフェ、ジェラート屋さんなどは名瀬港以外の地域でも人気のお店がところどころにあるので、レンタカーを借りてドライブで巡るのがおすすめです。 そして天候が変わりやすくてもオフシーズンでも楽しむことができる場所もあるので、お手頃に楽しみたい方はオフシーズンで旅行を計画してみてください。